<五季膳 種、根、茎、葉、花 全てを味わう> 完成度が高い
みなさまこんにちは。
先日は、資生堂さんが主催する「五季膳」の会に行ってきました。
完成度がとても高い会でした。
銀座の資生堂ビルの上にある、レストラン会場で
30名ほどが集まって、トークショーと食事をする会でした。
ゲストは、古来種野菜の八百屋さん、エディフルフラワーの方
料理人の方でトークショー。
ちょっと席の方角が良くなくて、首と肩は疲れましたが
料理もトークも今までにない面白い内容でした。
以下は古来種とエディフルフラワーを使ったものです。
種、根、茎、葉、花 全てを味わうために作られた膳。
えんどう豆、サトイモ、カブの葉、菜の花などなど、全て大事に大事に集落で守ってきた古来種から育った野菜。
器も、やはり、漆器。
儚いほど軽くて、上品。。。
箸もしっかりしたもの。
漆黒の光がそれはそれは綺麗で奥ゆかしいものでしたが、画像では全くわかりませんね。
最も驚きのおいしさがサトイモ(古来種)の摺り流し。
とろり、、、サクサク。甘味の中に土の香り、、、忘れられない味。
デザート(水菓子)は、オブラートに唐辛子の粉、そして寒天の羊羹。
苦みと甘味と辛みの重なりでしょうか。
八重桜のシロップに矢車草やレモンバーベナが浮かぶ
ソーダ。
これも画像では安っぽいですが、野性味あふれる、
ワクワクするもの。
有機野菜、オーガニックを超えた、自然界に生きるには?を
問いかける提案でした。
それはそれは日本で一番地価が高い場所で
ビルのエアコンの中、デジタル映像を見ながら
意識を集中して食べたのが、なんともいえないくらい
不自然な空間での五感使いでしたが、、、
このミスマッチがまた良いのでしょう。
一番気になったのは、会場に花がないこと。
なぜでしょう?
そして、翌々日には、古来種のお話を更に詳しく
聞くために、別の講演会に・・・
またその件は書きますね。