サポートデザイナー mu’s blog

美容系の仕事について35年以上。美容の源は健康と気づき、食とほほえみについて綴ります。

<大手企業で働き続けるとは? 4 > 退職は誰が一番反対したか?

こんにちは。

 

今回は、退職を決めるに当たっての縛りについて書かせてください。

 

私が退職を心に決めた時、一番引っかかっていたのは

実は父をどう説得するか?でした。

 

その時に父は80才でした。

しかし、いまだ、まだ現役で自営業を営んでいます。

 

今まで、退職の危機は何度もありました。

入社1年目:いわゆる慣れないから

  出産時:やれるか心配だった

  育児休暇明け:保育園落ちた(当時は1枠2名の応募で落選)

  子育てに悩み:息子の思春期

 

そのたびに、やはり父が「絶対に辞めてはいけない」と呪文のように

言うので、3人姉兄の末っ子の私はついつい、「頑張ろう」として来ました。

 

辞めるとなると、父が一番反対するから、どうしよう?

父の思いを裏切っていいのか?

 

そんなことを考えて、、、30年間仕事を続けてきたのは事実です。

そう、父がいないと多分、簡単に退職をしていたかもしれません。

 

では、その父は何にこだわっていたのか?

たぶん、「社会性のある娘でいて欲しい」

それだけです。

年収や地位もあるかもしれないのですが、

それよりも、「社会性」だったと思います。

 

多くの人々と関わり、組織で仕事をし、視野を広く持ち、

柔軟な仕事人間であって欲しい。。。そんな社会性。

しかし、それは退職しても、可能ではあること。

 

では、退職する際にどうやって説得したか?

 

答えは簡単です。

事後報告にしました。

 

まずは、姉や伯母など両親を取り巻く家族に報告。

そして、最後に父と母に話すことを決意。

きっと電話ではいけない(耳も遠い)のでわざわざ

会いに行き、紙にしっかりと構造を書いて(今後の収入や生活設計)

プレゼンをしたのです。

 

すると、、、意外にも反応はあっさり。

 

「反対してもしょうがないので、もう、わかった。

 これからがんばれ。それでいい」

 

その瞬間、ついつい、泣きそうになりましたが、そうすると隣の母が泣き出すので

ぐっと堪え、、、明るく帰路に。

 

やはり、自分で自分を縛っていたのでしょう。

父に叱られるから、辞められない!!!と。

しかし、それは自分が勝手に縛っていただけ。

 

もちろん、全ての人に転職や退職を奨めているのではありません。

 

人に依存した「やめられない理由」よりも、自分がほんとうに

どうしたいのか?

10年後はどんな生活をしたいのか?

 

それが最も大切なことだったと今は思います。

 

次回は、辞めてからこそ、わかったことについて書きます。

 

ここまで読んでいただ感謝。