<梅干し コレクション> 全国の家庭的な梅干しを集めました
梅干しに魅せられて、、、10年くらいでしょうか?
毎年、毎年試行錯誤を繰り返して、、、最近やっと
自分の好みがわかってきました。
元々は、子供の頃から、漬物が苦手でした。
お寿司のガリ、ザワークラウトは好きでしたが
たくわん、浅漬け、キュウリ、ナスの漬物は何があっても
口には出来ずにいます。
しかし、梅干しだけは、大好きです。
しかも、かつおや甘味のものではなく、純粋に漬けた梅干しのみ。
おばあちゃんの味のものです。
おばあちゃんと言っても、私の岩手の祖母らは梅干しを
作ってはいませんでした。なぜかは不明です。(商売をしていたから?)
一般的なおばあちゃんの味。
そう、梅と塩と紫蘇だけで仕込んだもの。
最近、梅干しに魅せられたことにより、各地の家庭的な梅干しを集めています。
(画像はほんの一部です)
仕事で各地の農家さんに行くことが多くなり
ついつい、「梅干しって作っていますか?」と質問をして
「お宅はどんな作り方ですか?・・・」と言うと、みなさん
塩分の割合や土用干しなどの談義が始まります。
すると、、、自然に「少し持って行く?」と有難く分けていただいたりして来たもの。
右端の小梅は、鳥取のKさんご自慢で20年は経過した
とてもとても貴重なもの。(梅干しは何年でも保存が効き、長いものほど効能がある)
右上の袋入りは大分のNさんの塩分8%(通常は13~18%)のもの。
(酢で梅酢を引き出す方法とのこと)
シールが貼ってあるのは、産直で手作りとして売っていた
地元の農家さんやNPOのもの。
中には、和食が美味しかった料理屋さんの梅を
分けていただいたものもあります。
奈良、大分、鳥取、千葉、栃木、岩手、それぞれの地域の梅をそれぞれの家庭で
仕込んだものを今度開催の梅干しのワークショップで試食をしてもらい
自分の好みを選んでもらうつもりです。
漬物が苦手な私が、なぜか梅干し作りにハマり、
毎年毎年、その年の青梅の出来や、土用干しの天気、
紫蘇の配合と格闘しながら、常に追求して来た「梅干し」について
愉しんで体験していただく予定です。
すぐに結果が出ない料理、失敗しても翌年まで待たないと
リベンジが出来ない料理。
それが本当に、どきどきで楽しいのです。