サポートデザイナー mu’s blog

美容系の仕事について35年以上。美容の源は健康と気づき、食とほほえみについて綴ります。

<KUSA喫茶 九十九里> 海風に焙煎したてのコーヒー豆をあてる

「コーヒーピープル」という本があります。

その中に登場する、KUSA喫茶を訪ねて、はるばる九十九里まで

行ってきました。

雨の降る寒い土曜に、千葉の海を見たのは初めてですね。(船橋とかではなく)

 

「海と珈琲」は、私のような「山と紅茶派」には無縁の場所と

思っていたのですが、いやいやそんなことはなく、

庭の木々を眺めながら、木の椅子でゆっくり、シングルオリジンの

ドリップコーヒーを味わう場所でした。

 

こちらにわざわざ行ったのは、珈琲の味というよりも、

焙煎士として、素晴らしい方が経営しているという話を聞いたからです。

 

確かにその店主であり、焙煎士のHさんは、独特のオーラがありました。

 

デザイナーのような、アパレル系のような、イタリアンシェフのような、、、

繊細なんだけど、笑顔が真剣なタイプです。

 

そして、そのお隣で静かにドリップをやり続ける奥様も

即席ではマネできない上品なオーラです。(皇族のような)

 

こちらは写真がNGなところでしたので、今回画像は一切ありません。

 

そして、一番感じたのは、珈琲の進化です。

私が紅茶、中国茶と遠回りしている間に、珈琲はものすごく

進化していることがわかりました。

 

「酸味はいや」と意味もなく言ってしまいますが

それは過去のコーヒーの味のこと。

進化した珈琲は、酸味がキーワードで、香りと共に重要なこと。

 

珈琲を飲み過ぎて「胃」があれるなんて、過去の話。

生産者とその流通者、そして焙煎士により、大きく珈琲が変化していた。

スタバやブルーボトルを深く理解していた気がしたが

それはそれのこと。

 

KUSA喫茶のコーヒーは、産地と生産者が明確な貴重な豆を、Hさんが全てのエネルギーを集約して焙煎、それを九十九里の海風で乾かし、奥様が一杯づつハンドドリップして、手焼きのカップに注がれたものでした。

 

外は雨、風が強く、気温も真冬の寒さ。

そんな日にこの珈琲は、私にどんなメッセージをくれるのだろう?

と思いながら、飲みました。

 

まさしく、「コーヒーピープル」を理解できた旅でした。

 

来週は大分の安心院(あじむ)でワインを考察します。

 

また。